2016年4月6日水曜日

3月20日 卒業・合格お祝い会


文責:杉江有香


はじめまして。私は高校3年生の冬から学習室に参加させて頂いていますが、子供たちが日々目標に向かって笑顔で頑張っている姿に多くの刺激をもらっています。今回は320日に行われた、高校3年生、中学3年生の子供たちと、大学4年生の合格・卒業お祝い会の様子をみなさんに紹介します!

 合格・卒業祝い会の前に、まずはみんなで準備から。ホワイトボードにドラえもんを書いたり、輪っかを作ってくれたり、素敵な会場が出来上がりました!準備が終わったらみんなでお昼ご飯!テーブルを囲んで、それぞれが持ってきたお弁当をおいしくつつきました。






ご飯を食べ終わり、ついにお祝い会が始まります。まず、会の始めはゲームから。今回の会では昔遊びがテーマです!
 始めにチームに分かれて競います。最初のゲームは好きなものかぶりゲーム!好きなスポーツや動物、教科やアーティストを答えて、誰かと1項目かぶったらポイントをもらえるというゲームです。みんなそれぞれ何が好きなのか知らないこともあり、そんな中で意外な共通点が見つかると嬉しく、もっと知りたいなと思いました。

 その後は、風船取りゲーム!膨らんだ風船を放し、どこに飛んで行くか分からない風船を取り合うゲームです。これは小さい子供たちが大活躍!反射神経の良さがピカイチ!華麗な動きを披露してくれました!

 次に行ったのは、お題に沿った文字数の多いものゲームです。白いもの、学校にあるもの、春といえば…のお題が出され、みんな長く作れるように修飾語をたくさん使い、思考を重ねました。1番長かったものは、“学校にあるもの”というお題で、「平成26年度〇〇〇〇〇〇証書(覚えきれません・・・)」でした(笑)正統派のハッとするような知的な回答もあり、個性を感じられるゲームで大盛り上がりでした!

この後もゲームタイムは続きます。考えるゲームの後は、ケンケンパ!新聞紙で輪っかを作ったもので1本の道を作り、2チームが1人ずつ両側から進んでジャンケンをし、先に相手の陣地に入ったチームが勝ちという遊びです。この遊びは両チームとも自陣の侵入を許さず白熱しました。子供たちの進む速度の速いこと!小さい輪っかも物ともせず、上手にバランスを取ってケンケンパをマスターしていました。



 今度はみんなで机を囲んで、工作タイム。折り紙でくす玉とけん玉を作りました。くす玉では、子供達のセンスがとても良く、大学生が説明書を熟読している横で、感覚でサッと作っていました。ついには大学生がお手上げしたくす玉を解体し、子供達が協力して綺麗な作品を一から作ってくれました。私は未だに作り方が分かりません()けん玉では、子供達より大学生が上手でした。これは慣れというものなのでしょうか・・・?子供達に唯一教えられる部門だったので嬉しかったです()




さて、工作タイムはここでおしまい。みんな大好き、おやつの時間です!神奈川ユニセフ協会様ほか、学習室の大学生OBOGの方々から頂いたお菓子を腕いっぱいに抱えて、子供達は満面の笑みで頬張り、美味しいと喜んでいました。皆様素敵な時間をありがとうございました。



 最後に、学習室に通う高校3年生、中学3年生、大学4年生から、メッセージを1人ずつ頂きました。卒業をする子供たちは、これからの新しい場所で、自分がどういうことをしたいと思っているか、熱い思いを話してくれました。いつも学習室で一生懸命勉強している子供たちが、自分の生き方を日々模索し、考えていることを伝えてくれたこと、知れたことがとても嬉しかったです。卒業される大学4年生からは、子供たちに向けて、自分にとっての学習室の存在の大きさや、子供たち、現役大学生に向けて大きな愛を伝えて下さいました。卒業をする子供たち・大学生に、学習室の子供たち、現役大学生、大学生OBOGからメッセージカードとプレゼントを贈りました。卒業される大学4年生たちに対して、「NPO法人よこはま・七つ星」様から記念品を頂戴しました。ありがとうございました。卒業された皆さんが、それぞれの場所で咲くよう、応援しています。



 今年度のよこはま学習室・とどろき学習室は49日から始まります。昨年度は4人の曜日リーダーの大学生が中心になって、学習室の活動を行いました。震災から日が経ち、世間の記憶が風化する一方で、学習室が必要な子供たちはまだまだたくさんいます。子どもたちが自分の人生を模索する中で、少しでも同世代の彼らが未来のヒントを得るお手伝いができるように、そして私自身も記憶を風化させず、子供たちがほっとできる場所を守れるように、これからも関わり続けていきたいと思います。