2015年11月25日水曜日

学習室 秋の大山ハイキング!




文責:高橋謙斗

 

 はじめまして。今回初めてブログを書かせていただきます、一橋大学大学院修士1年の高橋謙斗と申します。
 最近は朝晩の気温差と乾燥に体調を崩し気味の日々を送っています。
学習室では、受験を控える子どもたちが徐々に追い込み段階に入りつつあります。
それぞれの目指す進路に向かってひたむきに努力する彼らの姿を見て、我々大学生も非常に刺激を受けています。


さて、この記事では、10月下旬に行われた秋の遠足について紹介します。
今回の遠足では、神奈川県の大山にハイキングに行きました。
標高1252mの大山は、都心から約90分で行けるアクセスの良さから、紅葉シーズンには多くの登山者が訪れます。
私たちが行った時期は、ちょうど木々が色づき始めた頃で、緑の中に黄色や赤が混じり、雲一つない快晴の天気と相まって、彩豊かな山の姿を見ることができました。

 

そんな清々しい陽気の中、ハイキングはスタート。
最初にいきなり長い階段が登場し、先を思いやられる大学生。
そんな中、子どもたちはすいすいと階段を上り、ケーブルカー乗り場へ。
ケーブルカーに乗ると、その見た目以上に傾斜を感じ、急な斜面を上っていく車内の先頭で一同は大興奮。
 
 
 
ケーブルカーを降りてからがいよいよ登山道。
急な石段を抜けると、大小さまざまな石や太い木の根がいたるところにあり、一同の行く手を阻みます。
大学生が山道に苦戦する一方、小学生の男の子たちは、膝よりも高い障害物を難なく越えていき、気づけばみんなの先頭に立って大学生を引っ張るように。
また、急な山道に大苦戦し、開始早々弱音を吐いていた女の子も、大学生による励ましや、なにより、彼女の荷物を代わりに持ってあげたお兄ちゃんのサポートにより、ゆっくりながらも着実に歩を進めていました。
普段の学習室では見られないような男らしい兄の姿がとても印象的でした。

 

木々が茂った山道も、3分の2ほど進むと視界が開け、なんと目の前に富士山が!
富士山の雄姿にパワーをもらい、子どもたちは山頂までいっきにラストスパート。
最後に鳥居をくぐるとやっと大山山頂に到着。
山頂からは、眼下に相模平野が一望でき、普段私たちが活動している横浜のビル群もはっきりと見ることができました。
子どもたちも大学生に方角を教えてもらい、普段暮らす土地を山から望むというなかなかできない経験を楽しんでいるようでした。





山頂ではそんな景色を楽しみながら、待ちに待ったお昼ごはん。

コンビニ弁当が多い大学生をよそに、子どもたちは、お母さんの作ったおいしそうな手作り弁当を広げ、疲れた様子も見せずに楽しそうに食べていました。

下山は、登ってきた道を引き返します。足場の悪い山道は、足のつく場所を間違えると滑り落ちてしまいます。
私も何度かしりもちをついてしまいました。

大学生は「膝が痛い」、「足の裏が痛い」、「ふくらはぎや太ももに負担が…」とブーブー言う中、例の小学生の男の子たちは身軽に山道を下っていき、やはり集団の先頭に。
登りに苦戦した女の子も、前を行く大学生のリードもあり、安全地帯を的確に選んで軽やかに下山。
登りに比べ、下山は楽しかったと笑顔で話してくれました。
山の麓にある神社では、学習室に通う受験生の合格祈願をしました。



 



こうして、天気にも恵まれ、大山ハイキングは無事に終了。
今回は子どもが5人と少なかったですが、その分いつも以上に濃い交流ができ、また、子どもたち同士の関係も非常に深まったようで、充実した遠足になりました。
きっと筋肉痛に悩まされたのは大学生だけでしょう…()
(ちなみに私は5日間痛みが引かず、知り合いとすれ違うたびに、「なんか歩き方変だよ」と不審がられました。)

 

次回のイベントはクリスマス会。
今年はどんな企画が行われるのでしょうか…。乞うご期待!