2013年10月14日月曜日

みんなで鎌倉遠足!!


 はじめまして、國學院大學人間開発学部3年の森山奈月です。今年の1月から学習室でみんなと一緒に勉強しています!2013年度東松島市・石巻市学習支援プロジェクトにも参加し、当ブログ記事では艶やかな後ろ姿で写真に登場させていただきました(笑)

 大学生の夏休みも終わり、子どもたちも新学期に入って落ち着いた922日。学習室一行は鎌倉へ遠足に行って参りました。
鶴岡八幡宮や長谷寺などに足運ぶことで子どもたちに歴史を身近に感じて欲しいということ、そして道すがら美味しい物がたくさんあり、これは一石二鳥ではないか!ということで遠足の場所を鎌倉に決定しました!子どもが歴史を感じることができるようにするには、やはり下準備が大切です。そこで、遠足のしおりの中でスポットごとにクイズを載せ、すべてのクイズに正解することができると最後に景品をもらうことができるようにしました。ナイスアイディア!

①長谷寺
長谷寺で最初に目についたのはふれ愛観音という触ったところがよくなると言われている観音様。みんな頭が良くなるようにと頭を触ったり、視力が良くなるように目を触ったりと順番に観音様をなでながらお願いごとをしていました。長谷寺でのクイズは観音様の大きさを当時の単位で答えなさいというもので、子どもたちも苦戦していました。自分では解けないと思ったのか、引っ込み思案の子どもが売店の人にクイズの答えを聞いているところをみて、普段学習室では見られない一面を見ることができて嬉しく思いました。

②高徳院の大仏様
私は、中には入れなかったのですが、高徳院の境内を回ったメンバーの話を聞いてみると、やはり鎌倉と言ったら大仏様というだけあり、大迫力だったようです!大仏様の中に入った子どもたちは上を見上げてみたり、触ってみたりして「あそこに修理の跡があるよ!」「ここはあったかいね!」など色々と発見があったようです。
(大仏様にお願いごと中)

③銭洗い弁天
高徳院から銭洗弁天までは歩いて40分!なかなかの距離でしたが、みんなで歩くとあっという間でした。いつも話す機会のない「よこはま学習室」に通う子と、「とどろき学習室」に通う子が自己紹介から始めて、おしゃべりをしている場面はとても微笑ましかったです。
銭洗弁天では、多くのメンバーが小銭をざるに入れて洗っていたのですが、お札を洗っている大学生もいて子どもたちは目が点になっていました(笑)


④源氏山公園
いよいよお待ちかねのお弁当タイムです!芝生の上にビニールシートを広げ、みんなでむしゃむしゃ食べるお弁当はいつものごはんよりもずっと美味しく感じました。みんなのために大きなお弁当を作ってきてくれた大学生やお母様もいらっしゃって、食べていたコンビニのおにぎりの何十倍も美味しかったです。

⑤鶴岡八幡宮
参拝する前に大学生が、台風でなくなってしまった大銀杏と門のモチーフになった動物の解説をしてくれましたが、その説明を子どもたちは質問もしながら楽しそうに聞いていました。今年受験の子どもは神様に合格祈願をして、お守りも買っていたようです。他のみんなは神様に何をお願いしたのかな~・・・?

⑥小町通り
話では聞いていましたが、予想以上の込み具合でした。それでも、ソフトクリームを食べたり、なぜか鎌倉にきてサーティーワンのアイスクリームを食べたり(笑)としっかり食べ歩きを楽しんでいました。


「とどろき学習室」に通う子どもたち、「よこはま学習室」に通う子どもたちはなかなか関わる機会がありませんが、今回の遠足で仲を深めることができたのではないかと感じました。気温が高く、虫の動きも活発なので蜂に追い回されることも多々ありましたが、どれもみなとてもいい思い出です。
読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋!みなさん実りのある秋にしましょうね!


2013年10月10日木曜日

オズフェスタ、大成功!


文責:栗生恭輔

10月6日の日曜日、元住吉のオズ通り商店街にて「オズフェスタ」が開催されました!
この「オズフェスタ」はオズ通り商店街が毎年この時期に開催している一大イベントで、おみこしやサンバ隊が商店街を闊歩し、この日はオズ通り商店街が1年間で一番盛り上がる日でもあります。
(上:オズ通り入口。 下:商店街を元気よく闊歩するおみこし。)


そんなにぎやかな「オズフェスタ」に「とどろき学習室・よこはま学習室」も参加してきました。おみこしを担いだりしたのかって?それもやりたかったですけれども(笑)、私たちにはこの日のために準備してきた活動がありました。それは、「こっちゃこ!東北×オズ」での活動です。
こっちゃこ?何それ?と思われる方も多いと思うので、「こっちゃこ!東北×オズ」の説明から入りましょう


「こっちゃこ」とは東北地方の方言で「こっちにおいで」という意味です。震災の記憶の風化に対して、オズ通り商店街でできる復興支援活動を行うこと、そしてその活動を商店街振興につなげていくことを目的としてこのプロジェクトは誕生しました。企画参加メンバーはオズ通り商店街の方々、慶應義塾大学商学部総合教育セミナー「地域との対話」受講者の方々、そして「とどろき学習室・よこはま学習室」の子どもたちとその保護者さん、高校生・大学生のボランティアメンバーです。


プロジェクト期間は大きく分けて3週間(詳しくはこの記事の最後の方で!)あり、その先駆けとして「オズフェスタ」で出店することとなりました。今回私たちが販売したのは東北伝統の鍋料理「いも煮」、商店街のキャラクター「おずっちょ」とこのプロジェクトのキャラクター「おずっぺ」が描かれた「おずっちょ・おずっぺクッキー」、そして東北の女性たちが活動する被災地支援団体「さざほざ」さん(公式HPhttp://sazahoza.jimdo.com/)が作る「編んだもんだら」という洗剤不要のエコたわしです。商品の売り上げの一部はチャリティとして復興支援団体に寄付をさせていただく予定です。
(写真は上から順に、「いも煮」「おずっちょ・おずっぺクッキー」「編んだもんだら」です☆)


「いも煮」は学習室の子どもたちの保護者さんたちが中心となって本場東北の味を再現したもの、「おずっちょ・おずっぺクッキー」は東北地方の特産物である平豆を生地に練りこみ、オズ通り商店街の「Caffe&Bar LUCE 」さん(Twitterhttps://twitter.com/LUCE711)に焼いていただいたもの、そして「編んだもんだら」は東北の女性たちが11つ手作りで作ったものということで、どの商品も東北にゆかりのあるもので揃えました。
あ、言い忘れましたが「おずっぺ」のイラストは学習室に通う東北出身の中学生が考えてくれたのですよ♪
(左:東北出身の中学生が書いてくれたおずっぺの原画です!)










当日は懸念されていた天気もなんとかギリギリで持ちこたえ(お昼過ぎからは晴れていましたね!)、「オズフェスタ」を開催することが出来ました。みんなでお揃いのプロジェクトTシャツを着て、朝から出店用の看板の装飾などを行いました。


(上:当日朝の準備風景。 真ん中:当日着用したプロジェクトTシャツのバックプリント。デザインは子どもたちが考えてくれました! 下:準備したオシャレなカフェ看板。)


正午12時、出店の装飾が完成し、いも煮も出来上がったところで、いよいよ販売開始となりました。最初は売れるかどうか不安でしたが、メンバーが手分けして駅前などに宣伝に行ったり、また子どもたちも一生懸命お客さんを呼んでくれたりして、出店の前はあっという間に大盛況となりました!
(たくさんのお客さんに来ていただき、特設会場の「にぎわい広場」は文字通りの「にぎわい広場」と化しました!)


「いも煮」324杯は早々に売り切れてしまい、「おずっちょ・おずっぺクッキー」100個と「編んだもんだら」20個もその後間もなく売り切れ、予定より1時間半近く早い時間に完売となりました!当日会場に足を運んでお買い上げくださったみなさん、会場に来られなくても応援して下ったみなさん、本当にありがとうございました!


ぼく個人としてはこのようにモノを売るのは初めての経験だったので、期待と不安が入り混じったような気持ちでこの日を迎えましたが、お客さんがどんどん商品を買ってくださる姿を見て、震災の記憶や関心はまだまだ薄れてはいない、自分たちの活動の方向性は間違っていないと勇気づけられました。商品をすべて売り切ることができたのはもちろん嬉しかったのですが、それ以上にその事実を通して勇気づけられたことが何よりも嬉しかったです。


子どもたちも、普段では経験できないような「物販」という作業にチャレンジしていく中で、少し自信を掴んだように感じました。最初は駅前での宣伝もあまり大きな声でできなかった子どもも、気が付けば大声で「いも煮はいかがですか~!」と呼びかけていたりする様子(もう最後の方はぼくよりも断然頼もしかったです)を見て、改めてこのプロジェクトを行ってよかったと思いました。


子どもたちの保護者さんも子どもたちに負けじとがんばり、心のこもった「いも煮」を324杯分も作ってくれました。ぼくは高校まで宮城県で生活していたのですが、この日は故郷東北の秋を思い出させるような、懐かしくいい匂いがオズ通り商店街に広がっていました。お客さんたちは東北へのプチ旅行気分を感じることができたのではないでしょうか?


また他の参加メンバーからは、商品を完売することができた理由の1つとして、子どもたちの一生懸命な呼びかけから、自分たちで作り上げた東北関係の物産を食べてほしい!買ってほしい!という気持ちが伝わったからではないかという感想も挙がりました。


「オズフェスタ」自体は大成功に終わりましたが、前述のとおりこのプロジェクトは今後3週間にわたり続いていきます!


【これからのプロジェクト企画の紹介♪】

<はじめに>
プロジェクト期間の日程は第1週目(10/7()~10/13())、第2週目(11/9()~11/17())、第3週目(11/25()~12/1())です。「オズフェスタ」と同じく、オズ通り商店街を舞台に行われます。

<その①>東北ゆかりの期間限定メニューを販売します!
プロジェクト期間中は「喫茶室いーはとーぶ」さんで東北出身の小学生が考案したスイーツ「ももずんだ」が、「肉のナカノ」さんで福島県飯舘村原産の「いいたて雪っ娘かぼちゃ」を使用した「いいたて雪っ娘かぼちゃコロッケ」が販売されます。(今回使用する「いいたて雪っ娘かぼちゃ」は「かーちゃんの力・プロジェクト協議会」(公式HPhttp://www.ka-tyan.com/)から購入しています。この団体は、原発事故で避難生活を余儀なくされた福島県の町や村で、地域の特産品や加工食品を作り販売していた女性農業者「かーちゃん」達が、福島大学小規模自治体研究所と共に立ち上げたプロジェクトです。)
(上:「ももずんだ」昆布茶とのセットで税込680円、うち80円をチャリティにします。
下:「いいたて雪っ娘かぼちゃコロッケ」税込70円、うち15円をチャリティにします。「いいたて雪っ娘かぼちゃコロッケ」は1100個限定です☆)


<その②>大学生が店頭に立ちます!
プロジェクト期間中の10/12()11/30()の各14時~16時に「喫茶室いーはとーぶ」さんで企画参加大学生が接客をする「こっちゃこ東北カフェ」を開催します。企画参加大学生がみなさんの前に立つのはプロジェクト期間中この機会だけですので、ぜひお越しいただければと思います!


<その③>募金箱を設置しました!
オズ通り商店街の方々にお願いして、商店街各店に募金箱を設置させてもらいました!下の写真にあるようなペットボトルを見かけましたら、お気持ちだけでもご協力いただければと思います。なお、集めさせていただいた募金は、商品売り上げのチャリティ分と合わせて、「編んだもんだら」を作っている「さざほざ」さん、「いいたて雪っ娘かぼちゃ」の生産に携わっている「かーちゃんの力・プロジェクト協議会」、そして「とどろき学習室・よこはま学習室」の復興支援3団体に寄付させていただきます。


(上:この募金箱を見かけましたら、ご協力いただけるとありがたいです!)


1週は今週にあたるので、ぜひ気軽にオズ通り商店街に足を運んでいただき、「ももずんだ」や「いいたて雪っ娘かぼちゃコロッケ」をご賞味いただければと思います。


このプロジェクトは支援活動を通してみなさんに震災についてもう一度考えてもらうことを目的の一つとしています。このプロジェクトを利用して復興支援に貢献し、震災ともう一度向き合ってみませんか?


【「こっちゃこ!東北×オズ」について】

<公式HP>
プロジェクトの詳細はコチラから。
ページ内のプロジェクトチラシから物販店舗の詳細情報も分かります!

<公式Facebook>
企画の様子、物販商品の説明などを随時UPしています!

<プロジェクトのイメージキャラクター「おずっぺ」のTwitter@ozuppe>
おずっぺがプロジェクト情報を東北弁で教えてくれます!「おずっぺの方言講座」もTwitter上で開講中です♪